A Shellfish Monitoring System for Paralytic Shellfish Toxins Using Enzyme-Linked Immunosorbent Assay
2013; Japanese Society for Food Hygiene and Safety; Volume: 54; Issue: 6 Linguagem: Japonês
10.3358/shokueishi.54.397
ISSN1882-1006
AutoresTakashi Shinozaki, Ryuichi Watanabe, Kentaro Kawatsu, Kiyonari Sakurada, Shinya Takahi, Ken‐ichi Ueno, Ryoji Matsushima, Toshiyuki Suzuki,
Tópico(s)Neurotransmitter Receptor Influence on Behavior
Resumo麻痺性貝毒の規制値である4 MU/gに相当する毒力を持つマガキ(Crassostrea gigas)の抽出液を代替標準品として大阪府立公衆衛生研究所が開発した麻痺性貝毒簡易測定キット(PSP-ELISA)を使ったスクリーニング検査の有効性を検証した.2007~2010年に熊本県海域で採取したマガキ試料をPSP-ELISAで測定したところ,PSP-ELISAと公定法の結果は高い相関性を示し,規制値の半量であるマウス毒力2 MU/g以下でも十分検出できるため,マガキの毒化予察に十分役立つことが分かった.また,マガキ抽出液を蛍光化HPLCで分析したところ,監視期間中のマガキの毒組成は一定であった.以上の結果から,スクリーニング基準値を2 MU/g(PSP-ELISA)と設定した.熊本県海域ではこの基準値であれば,規制値以上のマウス毒力を持つマガキを確実に検出できることから,本モニタリング法の有効性が明らかになった.
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