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虚弱高齢者におけるＴｉｍｅｄ Ｕｐ ａｎｄ Ｇｏ Ｔｅｓｔ，歩行速度，下肢機能との関連

2010; The Society of Physical Therapy Science; Volume: 25; Issue: 4 Linguagem: Japonês

10.1589/rika.25.513

2434-2807

Shin Murata, Hiroshi OTAO, Jun Murata, Jun Horie, Sachiko YAKIHARA, Kenichiro KAI, Makoto OTSUKA,

Stroke Rehabilitation and Recovery

〔目的〕虚弱高齢者を対象に,Timed up and go test(TUG),歩行速度,下肢機能との関連について検討した。〔対象〕虚弱高齢者134名(男性60名,女性74名)であり,平均年齢は78.4±8.6歳であった。〔方法〕TUG,歩行速度のそれぞれと下肢筋力や下肢荷重力などの下肢機能検査項目との関連を性別にピアソンの相関係数により検討した。〔結果〕TUGと歩行速度は,ともにすべての下肢機能検査項目と有意な相関が認められ,虚弱高齢者の下肢機能を把握する評価尺度としての妥当性が示された。その相関係数から関連の強さを判断すると,すべての項目で歩行速度の方がTUGよりも関連が強かった。〔結語〕TUGより歩行速度の方が,虚弱高齢者の下肢機能をより反映することが示唆された。