Artigo Acesso aberto Revisado por pares

Partial Reduction of Reactive NiAl2O4 Spinel Prepared from a Sulfate Solid Solution.

2002; Chemical Society of Japan; Issue: 2 Linguagem: Japonês

10.1246/nikkashi.2002.195

ISSN

2185-0925

Autores

Keiji Daimon, Toshihiro Isobe, Yasuo Hikichi, Toshitaka Ota,

Tópico(s)

Catalysis and Hydrodesulfurization Studies

Resumo

Al2(SO4)3–NiSO4系硫酸塩固溶体の加熱分解によって生成した高反応性のNiAl2O4スピネルの部分還元反応について調べた.マイクロ波を用いた水溶液の急速な乾固によって,NiSO4が固溶した無水Al2(SO4)3が生成した.Ni2+イオンは65 mol% (NiSO4/(NiSO4 + Al2(SO4)3))までの広い範囲にわたって無水硫酸アルミニウムの結晶格子に固溶する.この無水硫酸塩は900 °Cで分解してスピネル,酸化ニッケル,η-アルミナを生成した.Ni含有率で約20 mol%から50 mol% (NiO/(NiO + Al2O3))の範囲で,ほかの結晶相が共存することなく,スピネルの格子定数は直線的に変化した.スピネル粉末の圧密体を炭素粉末中に埋め込み,加熱して部分還元した.700 °Cまでの加熱で,NiOがスピネルから分離して,スピネル中のアルミナの高濃度化をもたらした.NiOならびにスピネルと共存する状態で,800 °C以上で金属Niが生成した.スピネルの格子定数は,スピネル中のNi含有量の減少とともに小さくなった.1200 °CまではNiO,金属Niならびにスピネルが共存したが,1300 °Cでの加熱により,α-アルミナ/金属Ni複合体が生成した.

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