Simultaneous determination of trace nickel and cobalt in high-purity iron by radiochemical neutron activation analysis.
2000; Japan Society for Analytical Chemistry; Volume: 49; Issue: 9 Linguagem: Japonês
10.2116/bunsekikagaku.49.683
ISSN0525-1931
AutoresNaoki YAMAGUCHI, Yukiko Okada, Shogo Suzuki, Shoji HIRAI, T. Mitsugashira,
Tópico(s)Metallurgy and Cultural Artifacts
Resumo高純度鉄中のNi及びCoを陰イオン交換クロマトグラフィー及び水酸化コバルト沈殿法を伴う放射化学中性子放射化分析法(RNAA)を用いて定量した。試料0.1gをTRIGA-II及びJMTRで6~12時間照射を行った。また,試料をCdはくで覆い,JMTRで30時間照射して熱外中性子及び高速中性子照射を行い,Niの定量下限値の向上について検討した。照射後の試料に放射化学的分離操作を行い,マトリックス元素であるFeから生成された59Fe,54Mn及び51Crを除去した後,Ni及びCoの分析目的核種である58Co及び60Coを回収し,γ線測定を行った。その結果,Niの含有量が微量なため,認証値が求められていない高純度鉄標準物質JSS001-4を分析でき,定量値0.093±0.009ppmを得た。定量下限値はNi及びCoについてそれぞれ0.01及び0.0001ppmであった。
Referência(s)