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Spectrophotometric determination of iron(III) by solvent extraction of iron(III)-indoferron chelate

1970; Japan Society for Analytical Chemistry; Volume: 19; Issue: 4 Linguagem: Inglês

10.2116/bunsekikagaku.19.537

0525-1931

Yoshinobu Wakamatsu, Makoto Otomo,

Environmental Chemistry and Analysis

鉄(III)-インドフェロンキレートは1,3-ジフェニルグアニジン(DPG)の存在下でクロロホルム相に抽出されるので,これを微量の鉄(III)の光度定量に応用した.抽出キレートは635mμ付近に吸収の極大をもち,鉄(III):インドフェロン:DPGが1:2:2の組成比をもっている.水相中に塩化ナトリウムが存在すれば,キレートの抽出を著しくたすける.最適条件では,水相中の鉄(III)の濃度が3～20μg/20mlの範囲で有機相の吸光度との間によい直線関係が得られる.吸光度0.001に対する感度は0.0032μg/cm2である.チタン(IV),トリウム(IV),およびバナジウム(IV)や, NTA, EDTA, CyDTAのような錯化剤は鉄(III)の定量を妨げる.