Viscoelastic Properties of Some Industrial Pastes by Electro-magnetic Transducer Method
1965; Volume: 22; Issue: 237 Linguagem: Inglês
10.1295/koron1944.22.9
ISSN1884-8079
Autores Tópico(s)Spectroscopy and Chemometric Analyses
Resumo電磁変換器法により100c/sにおけるカルボキシメチルセルロース, メチルセルロース, カルボキシメチルデンプン, アルギン酸ナトリウムおよびポリアクリル酸ナトリウム水溶液の動的粘弾性η', 動的剛性G'を測定して次のような結果を得た。1) η', G'に関してずりチキソトロピーおよび非線形性は認められない。2) 0～3%の濃度範囲においてη', G'の濃度依存性は各ノリ (糊) 料独得である。logG'-logCのプロットの直線部分の傾斜により分子間二次結合, 分子のせん断下における配向のG'に対する寄与について論じた。分子間の網目のG'に対する寄与は非電解質であるメチルセルロースの場合, 最も強く, 配向エントロピーはOH基をもたず, 比較的可とう性の長い分子鎖をもっているポリアクリル酸ナトリウムの場合に最も強く寄与しているように考えられる。3) G'の温度変化はメチルセルロースで最も激しく, ポリアクリル酸ナトリウムの場合はほとんど変化しない。このような現象は2) で述べたのと同じ結論に導く。4) カルボキシメチルデンプンおよびアルギン酸ナトリウムの場合, η', G'のpHによる変化は低pH域で定常流粘度の変化の模様と平行しない。5) 一般にノリ料の粘弾性の動的測定は, ノリ料の溶存状態のわずかの変化を知るのにはきわめて鋭敏な方法であるということができるだろう。
Referência(s)