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RADICAL CYSTECTOMY FOR TRANSITIONAL CELL CARCINOMA OF THE BLADDER

1986; Japanese Dermatological Association; Volume: 77; Issue: 1 Linguagem: Inglês

10.5980/jpnjurol1928.77.1_79

1884-7110

Yasunori Nishio, Keīichi Matsumoto, Mikinobu Ohtani, Tadao Kakizoe,

Bladder and Urothelial Cancer Treatments

1962年より1984年12月までの22年間に国立がんセンター病院泌尿器科で, 骨盤内リンパ節郭清術を含む根治的膀胱全摘除術を施行した膀胱移行上皮癌症例169例中検索可能な136例の治療成績を検討した.136例中29例 (21%) にリンパ節転移を認め, 浸潤度別リンパ節転移率は, pTis and pTa 26例0%, pT1 43例中2例 (4.7%) pT2 16例中3例 (19%), pT3 28例中9例 (32%), pT4 25例中15例 (65%) であった. 転移リンパ節の部位では, 閉鎖リンパ節が29例中21例 (72%) と最も高く, 次いで外腸骨リンパ節15例 (52%), 内腸骨リンパ節14例 (48%), 総腸骨リンパ節11例 (38%) の順であった.浸潤度別5年実測生存率は, pTis 100%, pTa 72.2%, pT1 79.6%, pT2 39.5%, pT3 35.8%, pT4 25.9%であった. リンパ節転移を有するすべての stage の29症例の5年実測生存率は25.7%であった.転移リンパ節の数と予後, 再発形式に相関を認めた. 全摘除術時pTis～pT1の Low stage 群で, リンパ節転移を認めなかった67例中, 癌死は4例で, その内容は3例が尿道再発, 1例が遠隔転移であった. 全摘除術時pT2以上の high stage 群の67例中27例が癌死し, うち23例 (85%) は遠隔転移で死亡した.