A study of different dose calculation methods and the impact on the dose evaluation protocol in lung stereotactic radiation therapy
2008; Volume: 54; Issue: 1 Linguagem: Inglês
10.14789/pjmj.54.45
ISSN2188-2134
AutoresTakahiro Takada, T. Furuya, S. Ozawa, Kana Ito, Kohei Miura, Chie Kurokawa, Kumiko Karasawa,
Tópico(s)Lung Cancer Diagnosis and Treatment
Resumo目的: 従来当院で使用されてきた計算アルゴリズムであるPBC (pencil beam convolution method) に対し, 高い不均質補正精度を有するAAA (analytical anisotropic algorithm) を用いる事で孤立性肺腫瘍に対する体幹部定位照射の線量評価に相違が生じるかを検討した. 対象: 2003年4月から2007年2月までの期間に, 当院において4MVX線で肺定位照射を施行した11症例を対象とした. 方法: 使用した肺野条件にて確認出来る腫瘍のspicula部分を含めclinical target volume (CTV) とし, それに呼吸性移動を加味した領域internal target volume (ITV) とset-up margin (SM) として5mmをつけplanning target volume (PTV) とし, さらに5mmのleaf marginを設定し照射野を設定した. 照射方法は4MVX線による6門のNon-coplaner固定多門照射を基本とした. 処方線量はアイソセンタにて総線量48Gy, 4回分割照射とし, 総治療期間は8日以内とした. アイソセンタにおける処方線量を同一にしてPBCとAAAで線量計算した治療計画を比較した. また, AAAで計算された各門のmonitor unit (MU) 値をPBCのMU値に近似的に一致するように分割照射1回あたりの処方線量を変化させた. 結果: アイソセンタで定義された処方線量同一の条件の下で, AAAで計算した場合に, PTV内のD95 (PTVの95%体積を含む線量) および最小線量がPBCに比べて有意に低下していることがわかった. 最大線量は同等であった. AAAにおける各門のMUをPBCのMUと近似的に同一にして再計算した結果, アイソセンタで定義された線量が大きく変化するという結論は得られなかった. ただし, PTV体積が20cc以下の2症例では処方線量への影響が4%生じていた. 結語: 処方線量をアイソセンタで定義する限り, PBCからAAAに線量計算法を変更しても, 照射線量の差異は少ない. ただし, PTV体積が20cc程度以下の場合は, PBCとAAAの線量分布を計画段階で比較することが望ましい.
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