Artigo Acesso aberto Revisado por pares

Thermal Degradation of High Density Polyethylene

1973; Chemical Society of Japan; Issue: 12 Linguagem: Japonês

10.1246/nikkashi.1973.2414

ISSN

2185-0925

Autores

Katsuhide Murata, Tadahiko Makino,

Tópico(s)

Polymer crystallization and properties

Resumo

市販の高密度ポリエチレンの熱分解実験を,原料の供給および生成物の取り出しが連続的に行なえる装置を用いて行ない,分解速度,分解生成物の性質,組成およびそれらの分解温度による変化などについて調べた。その結果,ポリエチレンを熱分解して得られる分解生成物はH2およびC1~C5の低級炭化水素からなるガス状生成物とC3~C30の炭化水素からなる液状生成物にわけられ,液状生成物が約94.5%を占める。ガス状生成物の平均分子量は35~37で分解温度400~445 ではあまり変化しないが,液状生成物の平均分子量は180から232まで変化する。また反応管に滞留している管液は熱分解における中間的生成物であるが,常温では固体状で,平均分子量約1200の炭化水素であるなどの知見を得た。また分解速度については分解生成物の留出量から求める分解留出速度とC-C結合の熱的破断により生じる二重結合を定量して求める二重結合生成速度の両方をいずれも定常状態において測定し,温度に対しプロットした.活性化エネルギーは各速度から47.5,49.4kca1/mo1が得られた。

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