Evaluation of Concrete Waste Recycling with Respect to Environmental Burden
2002; Volume: 13; Issue: 5 Linguagem: Inglês
10.3985/jswme.13.306
ISSN1883-163X
AutoresYutaka Dote, Shusaku Nishikawa, Toshiro Maruyama,
Tópico(s)Metallurgy and Material Science
Resumoコンクリート塊リサイクルに関しての現場調査を行い, LCA的解析によりリサイクル効果を評価した。その結果, 環境負荷を計算するための基本データであるエネルギー原単位について, 新規クラッシャーラン製造プロセスの重機についてのみ規模の影響がみられた。また, 業者間のエネルギー原単位の変動については, 処分場造成プロセスでは変動係数が108%と大きかったが, その他のプロセスはおおむね, 30~70%であった。リサイクルによる環境負荷の削減が可能な場合は, 再資源化プロセスにおいてプラントに電力, 重機に軽油を用いた場合のみであった。また, その場合の負荷削減量はCO2で0.52kg-C/ton, NOxで2.2×10-3kg-NOx/ton, SOxで3.5×10-3kg-SOx/tonであった。リサイクルした場合の負荷原単位の大きいプロセスは主に輸送および再資源化プロセスでの重機であった。日本全体で発生したコンクリート塊の処理処分に伴う環境負荷量は, すべての負荷項目で日本全体の排出量と比較すると無視できるほど小さく, 今後増加するコンクリート塊のリサイクルを行う場合, 環境負荷の増加は制限要因にはならないことがわかった。
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