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A case of esophageal hiatal hernia with incarcerated stomach,transverse colon and spleen with mesentery axial gastric volvulus.

2001; Japan Surgical Association; Volume: 62; Issue: 8 Linguagem: Inglês

10.3919/jjsa.62.1867

1882-5133

T Kono, Tadashi Hyuga, Yuuji Honda,

Gastroesophageal reflux and treatments

間膜軸性胃軸捻転を伴い胃,横行結腸,脾臓が嵌入した食道裂孔ヘルニアの1例を経験したので報告する.症例は87歳,女性.心窩部痛,嘔吐を主訴に来院した.胸部単純X線検査で左下肺野に消化管ガス像を認めた.上部消化管造影検査では,胃は間膜軸性に捻転し,胃体部から胃前庭部が左胸腔内に嵌入した像が認められ,胃前庭部はヘルニア門の高さで狭窄していた.胸部CT検査では,胃と横行結腸の一部および脾臓の左胸腔内への嵌入が認められた.間膜軸性胃軸捻転を伴い胃,横行結腸,脾臓が嵌入した食道裂孔ヘルニアと診断し手術を施行した.手術所見では,胃は間膜軸性に捻転し,胃体部から胃前庭部までが,脾臓を先進部として,食道裂孔に嵌入していることが確認された.嵌入臓器を腹腔内へ還納した後,食道裂孔を縫縮した.術後は現在までヘルニアの再発は認めず,経過は良好である.