Artigo Acesso aberto Revisado por pares

Determination of aluminium and copper in die-cast zinc alloys by the use of anion exchange resin

1957; Japan Society for Analytical Chemistry; Volume: 6; Issue: 6 Linguagem: Inglês

10.2116/bunsekikagaku.6.369

ISSN

0525-1931

Autores

Masuo Kojima,

Tópico(s)

Analytical chemistry methods development

Resumo

JIS規格第2種ダイカスト用亜鉛合金は塩酸に溶解後,アンモニア水を加えてAlとZnの一部を共沈させ,沈でんを遠心分離後HClにとかし,陰イオン交換樹脂(Dowex 2, Dowex 1-X8)を用いて2M塩酸酸性で塩素錯イオンの分布係数Kdの差により分離した.第1種ダイカスト用亜鉛合金の場合には,銅は2M塩酸酸性ではKdが小さくほとんど吸着されないので,Al,Cu,Znの一斉分離は困難であるので,アルコール-塩酸系溶媒によるKdの変化の差を利用して3者を分離した.メタノール-塩酸系溶媒における銅の塩素錯塩の生成の効果を吸収スペクトルにより検討し,更にアルコール-塩酸系溶媒における塩素錯塩の陰イオン交換樹脂に対する分布係数瑞を測定し,Al,Cu,Znの3者分離には65%C2H5OH-1.77M塩酸溶媒を用い,先ずAlを分離し,ついで2M塩酸でCuを分離した.Alの定量はアリザリンS指示薬を用いTh(NO3)4で逆滴定する方法,CuはMurexideを用いるEDTA直接滴定法で行った.誤差はAlは±2%で,重量分析値に比し,一般にやや低い値を示し,Cuはポーラログラフ法とよく一致した.

Referência(s)
Altmetric
PlumX