Coating Stability and Blood Compatibility of Stainless Steel Surface Modified with Phospholipid Polymer.
2002; Society of Polymer Science; Volume: 59; Issue: 7 Linguagem: Inglês
10.1295/koron.59.432
ISSN1881-5685
AutoresNobuyuki Morimoto, Ikue Sato, Akihiko Watanabe, Nobuo Nakabayashi, Yasuhiko Iwasaki, Kazuhíko Ishihara,
Tópico(s)Marine Biology and Environmental Chemistry
Resumo低侵襲治療法の一つとして, 狭窄した血管を回復させ, 血流を確保するためにステントが有用である. この材料として主にステンレス鋼が用いられている. しかしその抗血栓性は十分とはいえず, 表面での血栓の形成と付着が再狭窄の原因の一つとなる. このステント表面を2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン (MPC) ポリマーで修飾することにより, 血栓形成が抑制されると考えた. 本研究ではステンレス鋼表面におけるMPCポリマーの被覆安定性を期待し, ステンレス鋼と結合する4-メタクリロイルオキシエチルトリメリット酸無水物 (4-META) を含むポリマー (4-META/メタクリル酸メチル (MMA)) の薄膜をステンレス鋼表面に形成させた後, 次いでMPCポリマーを被覆した. 4-META/MMAポリマーの薄膜を介すことによりMPCポリマーの溶出が有意に抑制され, 37℃の水中で14日間浸漬した後も良好な血液適合性を発現した.
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