Artigo Acesso aberto

Geology of the Miocene Hokusetsu Subgroup (lower Shitara Group) in the Yatsuhashi area, Shitara Town, Aichi Prefecture, central Japan.

2003; Volume: 54; Issue: 7-8 Linguagem: Japonês

10.9795/bullgsj.54.269

ISSN

2186-490X

Autores

Hiroyuki Hoshi, 中村 宣仁,

Tópico(s)

earthquake and tectonic studies

Resumo

愛知県設楽町八橋地域に分布する下部中新統北設亜層群(設楽層群下部)の分布を明らかにするために,5.5 km × 4 kmの地域の地質図を作成した.岩相に基づき本地域の砕屑岩は下位から上位に向かって次の4層に区分される:田口層(不淘汰角礫岩や礫岩などの粗粒砕屑岩を主とする),川角層(主に砂岩),大野層(主に泥岩),門谷層(珪長質凝灰岩と凝灰質砕屑岩).北設亜層群は全体的に上方細粒化を示す.田口層の粗粒砕屑岩の多くは河川堆積物や土石流堆積物で,崖錐性堆積物と判断されるものもある.これらの粗粒砕屑岩は基盤の谷地形を埋積するように分布しており,不規則な分布形態を示す.他方,他の地層は層理の発達した海成層からなり,その分布は単純である.北設亜層群は中部中新統南設亜層群(設楽層群上部)の火山岩類により不整合に覆われる.本地域東部では,中性~苦鉄質火山岩貫入岩が南北方向の平行岩脈群を形成している.

Referência(s)