On the Degradation of Polyvinylalcohol in Hot Aqueous Alkali Solution
1962; Volume: 19; Issue: 212 Linguagem: Inglês
10.1295/koron1944.19.722
ISSN1884-8079
AutoresMakoto Shiraishi, Masakazu Matsumoto,
Tópico(s)Polymer composites and self-healing
Resumoポリピニルアルコールのアルカリ性水溶液をやや高い温度で空気中に放置すると徐々に粘度が低下し着色する。この原因について検討した結果,(1) アルカリ水溶液中でポリビニルアルコールが酸化されて主鎖中にカルボニル基が生成する,(2) このカルボニル基はアルカリによって開裂とエノル化の両反応を競争的に起こし, 重合度が低下するとともにエノル型カルボニル基が開裂せずに主鎖中に残存する, この割合は反応温度に左右される,(3) 開裂反応により末端にカルボニル基を有するポリビニルアルコールが生成し, アルカリ着色の原因となることがわかった。ポリビニルアルコールの酸化に必要な活性化エネルギーは14.5kcalで比較的酸化されやすい。
Referência(s)