Preferential Orientation of Graphite Crystallites in Carbon Products.
1959; Chemical Society of Japan; Volume: 62; Issue: 9 Linguagem: Japonês
10.1246/nikkashi1898.62.9_1300
ISSN2185-0860
Autores Tópico(s)Electron and X-Ray Spectroscopy Techniques
Resumo炭素製品における黒鉛結晶子の配向をX線を用いて測定した。製品の加圧方向または押出方向に対して種々の角度φに傾いている黒鉛結晶子の(002)面からの回折線強度を,透過法によって測定し,配向関数I(φ)を求め,さらに,そのI(φ)から図上積分によってG.E.Baconの提案した異方性係数を求めた。加圧製品についての配向関数は下式I(φ)=a+b(sinmφ+sinnφ)に近似して大体満足できることを知った。ここでaおよびbはおのおのI(0°)および1/2{I(90°)-I(0°)}であり,mおよびnは整数である。押出成型による大型電極については,それが一般に粗粒を含んでいるために,X線照射面積が小さいときは測定結果が大きくばらつき,妥当な結果を得ることができなかった。しかしながら,加圧または押出方向と,それに対して直角な方向に切り出された試片について反射法によって,それぞれ(004)および(110)回折線強度を測定し,その強度比から求めた配向比は種々な物理的性質の異方性とよい対応を示すことを知った。
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