Telomerization of Isoprene with Formic Acid
1968; Chemical Society of Japan; Volume: 89; Issue: 1 Linguagem: Inglês
10.1246/nikkashi1948.89.65
ISSN2185-0917
AutoresJuntarô Tanaka, Takao Katagiri, Toru Takeshita,
Tópico(s)Advanced Theoretical and Applied Studies in Material Sciences and Geometry
Resumoカルボン酸をテローゲンとするテルペン類の合成法に着目し,まずギ酸をテロ一ゲンとし,過塩素酸を触媒としたテロメル化反応について詳細な検討を試みた。とくにモノテルペンアルコールをえるための反応条件について考察を加え,この種の反応で反応制御剤として水が有効であることを確認し, 高純度のギ酸より85%ギ酸の方が有利であることを見いだした。反応生成物は加水分解し,テルペンアルコールとして分析した。その結果, インプレンの頭尾結合したアルコールが大部分であり, ゲラニオール, α-テルピネオールが主成分であった。またテロメル化反応中に生成する炭化水素をカラムクロマトグラフィーで分離し, その成分は,単環モノテルペノイド(ジペンテン,テルピノレンなど)が主であると推定した。
Referência(s)