Effects of culture medium and time of transfer to the rabbit oviduct on the developmental capability of bovine oocytes matured and fertilized in vitro.
1989; Japanese Society of Animal Reproduction; Volume: 35; Issue: 1 Linguagem: Japonês
10.1262/jrd1977.35.1
ISSN0385-9932
AutoresMasashige Kuwayama, Yasuo Shioya, Setuo IWASAKI, Yuusuke Okuyama, Moriyuki Fukushima, Akira HANADA,
Tópico(s)Plant and fungal interactions
Resumo牛未成熟卵子をTCM 199に牛胎仔血清を10%加えた培地で成熟培養後,受精能を獲得させた精子を媒精し,媒精6時間後に発生用培地に卵子を移し,培養した。実験1では体外受精後の培養液についてHepes緩衝TCM 199とHam's F10を主体とする培地について比較検討した。媒精40時間で発生率を検査し,この時点で偽妊娠家兎卵管に4細胞期胚を移植し,5日後に回収し,胚盤胞への発育性を調べた。TCM 199では66.2%(307/464)が2細胞期胚以上に分割し,25.6%(119/464)が4細胞期胚に発生し,Ham's F10のそれぞれ43•5%(197/453)及び17.7%(80/453)より有意に優れていた。TCM 199及びHam's F 10で発生した4細胞期胚は家兎卵管内でそれぞれ49.3%(104/211)及び44.0%(44/100)が胚盤胞に発育した。実験2ではTCM 199を主体とする培地内で媒精後40時間培養し,発生した4細胞期胚の半分はその時点で家兎卵管に移植し,残る半分はさらに10時間培養後家兎卵管に移植した。40時間で移植した場合は51.9%(14/27)が胚盤胞に発育したが,50時間の場合は16.7%(4/24)と有意に低下した。これら40時間移植で得られた28個の胚盤胞を凍結融解後14頭の受卵牛に移植した結果,6頭の受卵牛が受胎し,1組の双子を含む7頭の子牛が生産された。体外成熟後,体外受精した牛卵子はTCM 199を主体とする培養液で効率的に発生し,媒精後40時間の4細胞期胚を家兎卵管内に移植することにより胚盤胞に発育し,凍結後,正常な子牛に発育することがあきらかになった。
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