Crystallization Kinetics and Spherulitic Structure of Polypropylene Blends
1970; Volume: 27; Issue: 308 Linguagem: Inglês
10.1295/koron1944.27.893
ISSN1884-8079
AutoresYasuoki Fujikawa, Takako Matsumoto, Tōru Kawai, Hirokuni Maeda,
Tópico(s)biodegradable polymer synthesis and properties
Resumo結晶性高分子と非晶性高分子の混合系における球晶生成に関するKeithらの所論を結晶化動力学と結びつけて実証することを目的とし, 分別したアイソタクチックポリプロピレンと分子量の異なる2種の非晶性アタクチックポリプロピレンを種々の組成にブレンドし, 等温結晶化の動力学をディライトメトリーによって, とくに組成および結晶化温度依存性について系統的に検討し, 生成した球晶の内部構造を主として電子顕微鏡によって観察した。電顕観察によると結晶化の初期に球晶の骨格が形成され, その後球晶内結晶化により球晶の中心部から緻密化するが, 結晶化の動力学はAvrami式に従う。これを結晶化過程における融液組成の変化による融点変化が小さいとき, 球晶内のラメラ生長が周辺の結晶性成分濃度に比例するとして説明した。Avrami指数は2.5~3.0の間にあり不均一核生成, ラメラの二次元成長として説明できる。結晶化速度の対数はTm/ΔTTとともに直線的に減少し (一乗則), 一次核がloose loopで表面エネルギーが小さいとして説明できる。
Referência(s)