Artigo Acesso aberto

Determination of Surface Functional Groups of Carbon Blacks

1967; Chemical Society of Japan; Volume: 88; Issue: 3 Linguagem: Japonês

10.1246/nikkashi1948.88.3_299

ISSN

2185-0917

Autores

Shuju SUZUKI, Kunihiro Miyazaki,

Tópico(s)

Advanced ceramic materials synthesis

Resumo

カーボンブラックの表面官能基の測定には,数種の独立した方法を組み合わせて,相互に関連する情報を求めることが効果的である。試料としてファーネスプラック(HAF,ISAF),チャンネルブラック(EPC,MCC,LFC)および実験室的に酸化処理(化学的および熱的)を加えたものなど計7種を使用して,つぎのような測定法により比較検討した。 まず真空熱分解ガスについておもに二酸化炭素と一酸化炭素とを測定した。 全発生量においてチャンネルブラヅクと酸化ブラックは,ファーネスブラックより大であった。 ガス発生量と加熱温度との関係として二酸化炭素について,ファーネスはチャンネルより低温側にピークを示し,熱酸化ブラックはチャソネルと類似し,化学酸化ブラックはファーネスよりもさらに低温から急速な放出を示した。 つぎにカーボンプラックの水素化ホウ素ナトリウム溶液による水素吸収量からキノン量を求める方法において,装置の小型化とプラスのバイアスに対する補正により精度を高め,HAFとISAFとのわずかの差を明らかにした。またHAF,ISAF,EPC,LFC,熱酸化の5試料の本法によるキノン量はいずれも一酸化炭素ガスの約20%を占めた。さらに,炭酸水素ナトリウム溶液による強酸性度とポーラログラフによる-COOH基の測定を行ない,ファーネスプラヅクを除くすべての試料について,再現性のよいしかも両者の数値はよく一致する結果を得た。水酸化バリウム中和法による全酸性度は,強酸性度よりはるかに大であり,その差は弱酸性基の存在を示唆した。 しかしグリニャール法による活性水素の測定結果は,水酸化バリウム法よりもはるかに小さく,その原因の一つとして溶媒の相違が考えられた。

Referência(s)
Altmetric
PlumX