Artigo Acesso aberto

Granulomatous mastitis: a report of a case.

1995; Japanese Society of Clinical Cytology; Volume: 34; Issue: 3 Linguagem: Inglês

10.5795/jjscc.34.482

ISSN

1882-7233

Autores

Masaya Nakamura, Yoshihisa KASHIWASE, Giichi SUNAGA, Masato Fujisaki, Mineo TAKAHASHI, Masaru Kojima, Takashi Joshita,

Tópico(s)

Metastasis and carcinoma case studies

Resumo

肉芽腫性乳腺炎の1例を経験したので報告する. 症例は42歳の女性で主訴は左乳房の長径6cmの腫瘤. 外来時の穿刺吸引細胞診で膿瘍が疑われたが臨床的に乳癌が否定できないため, 生検を行った. 生検時の捺印細胞標本では多数の類上皮細胞が小集団ないし散在性に出現していた. 背景には好中球, リンパ球, 組織球が散在性に認められた. 病理組織学的には乳腺の小葉内に多数の類上皮細胞肉芽腫が形成され, 中心には微小膿瘍を含むものも認められた. 結核菌, 真菌はみられなかった. 肉芽腫性乳腺炎は臨床的に大きな腫瘤を形成し乳癌との鑑別が問題となることがあり, 細胞診では結核, 真菌症など数々の炎症性疾患との鑑別が問題となるまれな乳腺疾患である. その治療にはステロイド内服が有用であるとする報告もあるのでその細胞所見を知っておくことは大事なことである.

Referência(s)