Artigo Acesso aberto

Removal of turbid substances, ammonium nitrogen, soluble iron and soluble manganese by biological activated carbon filter processes.

1988; Japan Society on Water Environment; Volume: 11; Issue: 9 Linguagem: Inglês

10.2965/jswe1978.11.577

ISSN

0387-2025

Autores

黒沢 義乗, 真柄 泰基, 武藤 暢夫,

Tópico(s)

Chromium effects and bioremediation

Resumo

近年, 良質で豊富な水道原水の確保が困難となり, 有機性汚染の進行した水源から取水して水道水を供給することを余儀なくされている所が多くなってきている。こうした水源を持つ浄水場では現在多用されている急速濾過法のような標準的な浄水方法のみでは, 飲料水の質的な安全性を保障することが難しくなりつつある。そこで, 活性炭の持つ物理的吸着性と生物酸化が同時に期待できる生物活性炭処理法について実験プラントを設置して, 従来から用いられている砂濾過法と対応しながら, 生物活性炭処理法を実用化するうえでの問題点を明らかとするとともに, その汚染物質除去効果および除去機構について検討した。その結果, 1.懸濁物質の除去では, 濾過材に生物が付着すると活性炭, 濾過砂ともに抑留可能な懸濁物質量, 濾過持続時間は著しく減少する。懸濁物質の質, 濾過速度の違いにかかわらず濾過持続時間, 総懸濁物質抑留量ともに生物濾過砂よりも生物活性炭の方が優れている。2.アンモニア性窒素の除去に関しては, 濾過速度では遅い系の方が, また, 濾過材では濾過砂より活性炭の方が水温の影響を受け難い。硝化細菌の硝化速度は濾過砂に比して活性炭の方が速い。与条件でのNH4-Nの負荷は2mg・l-1程度まで可能である。3.溶存鉄, 溶存マンガンの除去では, 生物濾過砂, 生物活性炭ともに溶存鉄は良く除去できるが, 溶存マンガンに関しては両種の濾過材ともに除去できない。等のことが明らかとなった。

Referência(s)