STUDY OF FUNCTIONAL ROLES PLAYED BY THE SACRAL CORD AND PONS ON MICTURITION
1984; Japanese Dermatological Association; Volume: 75; Issue: 5 Linguagem: Inglês
10.5980/jpnjurol1928.75.5_826
ISSN1884-7110
AutoresMasanobu Miyata, Shigemi Mori, Kazuhide Kuroda,
Tópico(s)Ocular Surface and Contact Lens
Resumo反射直立姿勢を維持する除脳ネコを用いて, 排尿における仙髄と橋吻側部の機能的役割について検討した.1. 中枢無傷ネコを用いて, 一側の骨盤神経膀胱枝に horseradish peroxidase (HRP) を取り込ませた. 逆行性に標識された細胞の大部分は, 同側の第2仙髄と第3仙髄吻側の中間質外側部に見出された.2. 尿道を閉鎖した除脳ネコで, 第2仙髄の中間質外側部に加えられた微小電気刺激 (0.2ms, 50Hz) により, 膀胱内圧の上昇と外尿道括約筋発射活動の増加が引き起こされた. 刺激の強さを増すと, いずれの効果も増大した.3. 尿道を開放した除脳ネコで, 同一の部位に加えられた微小電気刺激により, 排尿は誘発されなかった.4. 中枢無傷ネコを用いて, 第2及び第3仙髄の半側にHRPを注入した. 逆行性に標識された細胞の大部分は, 同側の青斑核アルファと青斑下核に見出された.5. 尿道を閉鎖した除脳ネコで, 上述の部位に加えられた微小電気刺激により, 膀胱内圧の上昇と外尿道括約筋発射活動の減少が引き起こされた. 刺激の強さを増すと, 膀胱内圧は著明に上昇し, 括約筋発射活動は完全に抑制された.6. 尿道を開放した除脳ネコで, 同一の部位に加えられた微小電気刺激により, 排尿を助けるような姿勢の変化を伴った実際の排尿が誘発された. 誘発された排尿と姿勢変化は, 中枢無傷ネコで観察された自然排尿のものと類似していた.
Referência(s)