Flea-fauna of Hyuga district, Miyazaki Pref. Japan
1960; Japan Society of Medical Entomology and Zoology; Volume: 11; Issue: 1 Linguagem: Japonês
10.7601/mez.11.33
ISSN2185-5609
Autores Tópico(s)Diptera species taxonomy and behavior
Resumo1)1958年1月以降1959年2月に至る期間, 日向地区の恙虫を調査中に捕獲した宿主より採集された寄生蚤について比較検討を行なつた.2)この調査中蚤の寄生していた宿主は, ヒミズモグラ2頭・アカネズミ10頭・クマネズミ1頭・ドブネズミ1頭・ムササビ2頭・タヌキ3頭で, これ等宿主から採集された蚤は8属8種281頭であつた.3)Palaeopsylla nipponはヒミズモグラより採集した.4)Nosopsyllus fasciatusはクマネズミとドブネズミより少数であるが採集した.5)Neopsylla specialis本種はアカネズミ以外の宿主, 即ちムササビ・タヌキより採集された最初の記録である.6)Chaetopsylla mikadoはタヌキより採集した.7)Monopsyllus argusがタヌキより採集された事はムササビが捕食される事によつてタヌキに移行したものと思う.8)Paraceras melis flabellumはタヌキより採集した, この種特有の蚤である.9)Htyphloceras shogakii本種がムササビ・タヌキより採集された最初の記録である.10)Rhadinopsylla japonicaは九州から最初の記録である.11)タヌキ以外の宿主は死後の時間の経過が, 寄生数に影響して少なかつたものと思う.
Referência(s)