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Spectrophotometric determination of ο-phthalic acid by solvent extraction with cuproine-copper (I) chelate

1965; Japan Society for Analytical Chemistry; Volume: 14; Issue: 4 Linguagem: Inglês

10.2116/bunsekikagaku.14.343

ISSN

0525-1931

Autores

Yuroku Yamamoto, Nobuko OKAMOTO, Eiji TAO,

Tópico(s)

Electrochemical Analysis and Applications

Resumo

著者らは無色のアニオンを有色の金属キレートカチオンとともに有機溶媒に抽出し,有機層におけるキレートの吸収スペクトルを測定することによって,当該アニオンを比色定量する方法を系統的に研究しており,本報はその一部である.銅(I)の特異的比色試薬であるクプロインは通常,アミルアルコール溶液を用いて銅(I)を抽出比色する.この場合,クプロインのクロロホルム溶液を使用すると,銅(I)は特殊なアニオンが存在する場合にのみ抽出されることを見いだした.本報は微量のο-フタル酸が水溶液中に存在すると,クプロイン-クロロホルム溶液に銅(I)が抽出され,かつ有機層の紫色(吸収極大550mμ)の強度がο-フタル酸濃度に比例することがわかったので,この現象にもとつくο-フタル酸の吸光光度定壁法を検討したものである.5×10-4Mクプロイン-クロロホルム溶液でpH 4.1において抽出し,550mμの吸光度を試薬ブランクを対照として測定すれば,8×10-6~4×10-5Mで直線関係が得られ,精度よくο-フタル酸を定量できる.イソフタル酸わよびテレフタル酸は10倍モル以下の共存では妨害しない.

Referência(s)
Altmetric
PlumX