Portal de Periódicos da CAPES

Study on treatments used for vocal nodules in children. Investigation by questionnaires to ENT specialists.

1990; The Japan Society of Logopedics and Phoniatrics; Volume: 31; Issue: 4 Linguagem: Inglês

10.5112/jjlp.31.381

1884-3646

Yoshihisa Kawasaki, Hiroyuki Fukuda, Tsukasa Sako, Akihiro Shiotani, Domingos Hiroshi Tsuji, Etsuyo Takayama, Toko Tatehara,

Respiratory and Cough-Related Research

小児声帯結節の治療方針について, 全国の耳鼻咽喉科医62名を対象にアンケート調査を行った.その結果, (1) 60名中55名が小児声帯結節は男児に多いと回答した. (2) 治療方針は保存的治療, 経過観察, 希望があれば手術を行う, の順に多かった. (3) 積極的に手術を施行しない理由として, 再発しやすいから, 自然治癒しやすいから, との回答が多かった. (4) 手術を行う場合, 96.9%が入院のうえ, 93.8%が挿管全身麻酔によるラリンゴマイクロサージェリーを施行すると回答した. (5) 以上の結果から, 小児声帯結節の治療方針として, まずは保存的治療あるいは経過観察を行うという意見が大半を占めたが, 音声外科を専門としない耳鼻咽喉科医の間では本疾患の自然治癒に関する認識は不十分であった.