Effect of Residential Combination Systems of Miniature Pilgrimage Places on Sustaining Community in Case of Banjo, Yamatokoriyama. Nara
1996; Volume: 59; Issue: 5 Linguagem: Inglês
10.5632/jila.59.5_117
ISSN1348-4559
Autores Tópico(s)Korean Urban and Social Studies
Resumo「写し霊場」設置によってつながるものは「体験結合」と「空間結合」に分けられる。奈良県大和郡山市番条町にある「番条八十八ヶ所」は, 通常は各家内にある大師像が毎年4月21日だけ家の前に飾られ, 一日だけの巡礼路が出現する。かつて伝染病や災害が襲いかかった時に, ちょうど村に88戸あったために大師の利益を願って設置されたという。大師像を持ったまま村境を越えようとすると荷車が動かなくなる等の伝説があり, 88体の像が現存されている。3年間の現地調査を実施し, 大師番号と村落出入世帯, 社会集団との関連, 巡拝圏, 人口動態等について分析し, 88という全体性の保持が世帯数の安定性を担保すると共に平等的参加という点で各イエを結合していたことを明示した。
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