Artigo Acesso aberto

Surface Modification of Synthetic Fibers with Metal Salts of Amphoteric Surface Active Agents

1969; Chemical Society of Japan; Volume: 72; Issue: 4 Linguagem: Japonês

10.1246/nikkashi1898.72.4_947

ISSN

2185-0860

Autores

Makoto Takai, Hideo Marumo,

Tópico(s)

Synthesis and properties of polymers

Resumo

合成繊維の表面改質剤としての両性界面活性剤金属塩の性能を検討した。両性界面活性剤金属塩を練り込んだ合成繊維の臨界表面張力と洗剤水溶液中で流動パラフィン,オリーブ油による水中接触角を測定して,合成繊維の洗浄,WetSoilingとの関係をみた。両性界面活性剤金属塩を練り込んだ合成繊維は空試験に比較して臨界表面張力は高く,洗剤水溶液中での表面エネルギーは低いので,WetSoilingは少なく,汚れは洗浄で容易に除去される。両性界面活性剤のNi塩を練り込んだポリプロピレンはpH4.7~7.8に等電点が生じた。ポリプロピレンの染着性が向上し,光,摩擦,洗浄に対する染色堅牢性も高められた。さらに光によるポリプロピレンの劣化が,両性界面活性剤のNi塩の練り込みによって防止された。両性界面活性剤金属塩を練り込んだナイロン,ポリプロピレンの摩擦係数は空試験に比較して低く,柔軟な風合を示した。

Referência(s)