Artigo Acesso aberto

Physical and Mechanical Properties of Sandstone and Calcareous Concretions at the Wave-Cut Bench in Iwami-tatamigaura, a Natural Monument in Shimane, Japan

2019; Japan Society of Engineering Geology; Volume: 59; Issue: 6 Linguagem: Japonês

10.5110/jjseg.59.446

ISSN

1884-0973

Autores

Tetsuya Kogure, Yutaro Naka, Kota Sasaki, S. Endo,

Tópico(s)

Geotechnical Engineering and Soil Stabilization

Resumo

物理・力学的性質を評価するため,文化庁から許可を得て天然記念物である島根県石見畳ヶ浦の波食棚構成砂岩(中部中新統唐(とうがね)鐘累層)および石灰質ノジュールを採取した.砂岩およびノジュールの密度はそれぞれ2.16~2.21Mg/m3,2.50~2.58Mg/m3であり,間隙率は砂岩で10.6~14.9%,ノジュールでは2.40~4.82%であった.また,P波速度は砂岩で2.30~2.99km/s,ノジュールでは3.69~4.63km/sであった.一軸圧縮試験および圧裂引張試験の結果,圧縮強度は砂岩で18.1~26.7MPa,ノジュールで56.9~128MPaであり,引張強度は砂岩で1.52~6.04MPa,ノジュールで4.03~10.9MPaであった.間隙率と引張強度の比として表される易風化指数は,砂岩で2.1~7.6×10-2MPa-1,ノジュールで2.4~6.7×10-3MPa-1であった.ノジュールの鏡下観察からは炭酸塩によるマトリックスの充填が確認されたが,強度が低い砂岩には見られなかった.以上の結果より,ノジュールは炭酸塩の膠着作用により砂岩に比べ緻密かつ強固であり,風化しにくいことがわかった.

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