Portal de Periódicos da CAPES

A STUDY ON REPRODUCING LOST WAVEFORM RECORD AT SAKAIMINATO CITY OFFICE DUE TO THE 2000 WESTERN TOTTORI PREFECTURE EARTHQUAKE BASED ON NON-LINEAR SOIL CHARACTERISTICS ESTIMATED AT NEARBY JMA SITE

2020; Volume: 76; Issue: 4 Linguagem: Japonês

10.2208/jscejseee.76.4_i_163

2185-4653

Takao Kagawa, Kentaro HOSHIYAMA, Tatsuya Noguchi,

Seismic Waves and Analysis

2000年鳥取県西部地震で震度6強が観測された気象庁境港の非線形地盤応答を解析し，その結果から本震観測波形が得られていない近傍境港市役所での本震記録の再現を試みた．本震およびその他弱震記録が得られている気象庁境港を対象に拡散波動場理論を適用して強震時（非線形応答），弱震時（線形応答）の地震H/Vスペクトル比を満足する地下速度構造を推定した．強震時地盤構造を用いて本震工学的基盤波を求め，弱震時の地盤構造に非線形応答特性を設定して本震記録の再現性を評価した．境港市役所でも同様に弱震時地盤構造を推定し，気象庁境港で得られた工学的基盤波による本震時波形を再現推定した．得られた波形はやや過大となったが，気象庁境港に比べて最大値が小さくなる傾向は説明することができた．