Artigo Acesso aberto

Enact Process and Operational Change of Shade Regulations

2014; Volume: 49; Issue: 3 Linguagem: Japonês

10.11361/journalcpij.49.471

ISSN

2185-0593

Autores

Hitoshi Kuwata, Hitomi Kato, Masahiko Nakanishi, Sanae Sugita, Akihiko Osawa,

Tópico(s)

Methane Hydrates and Related Phenomena

Resumo

本研究では日影規制を検討対象都市、形態規制設計の当初意図と現代的意義を確認するとともに、国によって制度設計された建築形態規制を、自治体が地域の実情に適合させながら導入していくプロセス、および自治体に導入された建築形態規制およびその運用が変容していくプロセスを分析することを通じて、今日的課題に向けた制度設計の留意点および実現にあたっての考え方を提示することを目的とする。日影規制が建築基準法へ導入される過程を検討した結果、目指すべき性能を明確にした形態規制である点、また自治体が条例によって規制のパラメータの組み合わせを選ぶことができる点といった先進性を日影規制が有していることを確認した。次に、自治体における日影規制の導入プロセスを3都市で検討した結果、1)自治体が必ずしも国の意図に従わず、それぞれの指定方針にもとづいて日影規制を導入したこと、2)自治体側では日影規制だけでなく、高度地区や紛争予防条例といった制度と組み合わせることで、総合的な住環境を担保することに取り組んだことを明らかにした。

Referência(s)