Artigo Acesso aberto Revisado por pares

Determination of mercury using porous gold as a collector

1979; Japan Society for Analytical Chemistry; Volume: 28; Issue: 4 Linguagem: Inglês

10.2116/bunsekikagaku.28.4_239

ISSN

0525-1931

Autores

Kazuo IMAEDA, Keiko Ohsawa,

Tópico(s)

Electrochemical Analysis and Applications

Resumo

多孔質金(金分散型無機多孔体)を考案製造し,これを充てんした水銀捕集管について測定条件の基礎的検討を行った.金含有量を(1~30)%にして比較した結果,15%多孔質金を捕集剤として採用した.金アマルガム化した水銀の加熱気化冷原子吸光分析において,水銀ピークの高さを測定し定量した.ピークの高さは捕集管内径(3,5,7)mmのうち細い管ほど高く,又加熱気化時の窒素通気量によっても異なる.そこで,検量線作成は以上の点に注意しなければならない.水銀の多孔質金によるアマルガム化,加熱気化の反復使用1200回後の電子顕微鏡像と使用前のものでは多孔質金の形状に変化はみられなかった.水銀捕集後空気をしゃ断し,室温と-20℃で48時間保存後測定したところ,いずれも水銀分析値に増減はみられなかった.環境大気中の水銀分析を行って良好な結果を得た.又,生体試料としてマウス臓器及び血液中の総水銀量の分析も行った.臓器中の水銀は(32~39)μg/g(湿重量当たり),変動係数(1.7~3.0)%であり分析時間は約10分間であった.

Referência(s)
Altmetric
PlumX