Anionic Polymerization of Aldehydes
1965; Volume: 22; Issue: 247 Linguagem: Inglês
10.1295/koron1944.22.724
ISSN1884-8079
Autores Tópico(s)Phosphorus compounds and reactions
Resumoアルカリ金属ケチルを触媒とするアルデヒドの重合について検討した。アルカリ金属としては, リチウム, ナトリウムおよびカリウム, ケトンとしては, ベンゾフェノン, ミヒラーケトンおよびベンジルを用いた。リチウム錯合体を用いる重合では, -78℃ における重合で高収率でポリマーが得られるが, ナトリウム錯合体を用いる場合には, -78℃ より-100℃ における重合収率が高い。また, カリウム錯合体を触媒とすると, 重合はきわめて低収率に止まる。これらの錯合体触媒を用い, ビニルモノマーのリビングポリマーを経由してアセトアルデヒドとのブロック共重合を試みた。n-, iso-ブチルアルデヒドおよびクロラールもこの種の錯合体により重合可能なことを認めた。低重合度ポリマーの赤外吸収スペクトルより, これらの錯合体を用いたアルデヒドの重合では, ケチルのアルコラートアニオンが重合の開始に関与することが明らかとなった。また, 錯合体を形成する金属成分および有機成分がアセトアルデヒドの重合に及ぼす影響についても若干の考察を行なった。
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