Comparative Metabolism of <i>m</i>-Methyl-<sup>14</sup><i>C</i>-Sumithion in Several Species of Mammals <i>in vivo</i>
1976; Pesticide Science Society of Japan; Volume: 1; Issue: 1 Linguagem: Dinamarquês
10.1584/jpestics.1.9
ISSN0385-1559
AutoresJunshi MIYAMOTO, Kazumasa MIHARA, Shunji HOSOKAWA,
Tópico(s)thermodynamics and calorimetric analyses
Resumo14C-フェノール側標識スミチオンを, ラット, マウス, ウサギおよび犬に15mg/kgの割合で経口投与し, 血中濃度, 組織内濃度をしらべてみると, スミチオンは急速に吸収され各組織に分布するが, 体外への排泄はすみやかであって, 体内への貯留はないと推定された. 14Cの大半は尿中に排泄され, 投与後数日中に, 尿と糞とを合計すれば投与14Cのすべてが回収される. これら4種の動物で, 14Cは総計少なくとも, 18個の代謝産物に分かれ, うち14Cで92~99%を同定 (18個中17個) した. おもな代謝産物としては脱メチルスミチオン, 脱メチルスミオキソンなどの脱メチル体が尿中14Cの10% (ウサギ) ~55% (犬), 3-メチル-4-ニトロフェノールの遊離型, 硫酸抱合体, グルクロン酸抱合体が30% (犬) ~75% (ウサギ) 存在する. ウサギでは抱合能が最も強く, ついでラット, マウス, 犬の順であった. ウサギ, ラットではスミチオン分子中のニトロ基がアミノ基に還元されたものおよびその誘導体とみなされる構造を有する代謝産物がいくつか存在し, 尿中14Cの10% (ラット) ないし20% (ウサギ) を占めた. ウサギの尿中にはごくわずかながらスミオキソンの排泄をみとめたが, 4動物種を通じて尿中へのスミチオンの排泄はみとめられなかった. ラット糞中には投与量の1%以下に相当するスミチオンが存在したが, ほかには尿中に見いだされた代謝産物以外のものは見当たらず, またラットでは放射性炭酸ガスの排出はみられなかった.
Referência(s)