Artigo Acesso aberto

Study of Nicotinic Acid Derivatives by Polarography. I. Electrode Process of Picolinic, Nicotinic Acid and their Esters

1960; Chemical Society of Japan; Volume: 81; Issue: 5 Linguagem: Japonês

10.1246/nikkashi1948.81.5_778

ISSN

2185-0917

Autores

中谷 純一,

Tópico(s)

Electrochemical sensors and biosensors

Resumo

ピリジン核化学中,生化学的にも興味あるニコチン酸誘導体の核還元反応の追求にポーラログラフを用いることが可能であるならば,それは一つの有利な手段であると考えた。本報ではまずピコリン酸,ニコチン酸およびそれらのメチルエステルのポーラログラムをくわしく解析し,それらの電極反応についてつぎの結論を得た。(a)ピリジンカルボン酸およびエステル類は緩衝溶液中で拡散支配の波を示し,その波高は最高2電子還元に相当する。これらの波は核の還元に相当する。一般に酸はエステルと異なりPK前後でプロトン付加の過程を異にする。(b)ニコチン酸メチルは二つの1電子過程が連続しその第1波の半波電位はpHに無関係である。このような電極反応を示す場合は,溶液中で第4級アンモニウム塩の形態をとり,かつ核窒素に対しα-位に置換基をもたないニコチン酸誘導体に限られるようである。ニコチン酸メチルはその還元過程においてセミキノンを形成すると考えられ,その大きさはMichaelisの式から102~105と得られる。

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